【2024】海外ノマド保険 7社を徹底比較!【保険料】海外旅行保険

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海外ノマド

この記事では2024年現時点で、ベストな海外ノマド保険会社(海外旅行保険)はどこなのか?海外ノマド保険7社を徹底比較しています。

いわゆる「海外ノマド保険」ですが、従来の日本の保険会社が提供する海外旅行保険よりも保険料が安く、海外ノマド(海外長期滞在)する人にとってオススメな保険内容となっています。また、日本出国後、海外からでも加入できる海外旅行保険も存在しています。

安い費用で海外保険に加入したい、日本出国後に加入したい、これから海外ノマドするという人に向けて、どの海外ノマド保険がベストなのか、保険料・補償内容を徹底比較していきます。

記事を書いている私ですが、保険の専門家や保険会社ではありません。私は現在メキシコにて海外ノマド実践中です。これまでにもスペインへの長期滞在や、海外から別の地域へ海外旅行などをした経験があります。そんな私の海外長期滞在におけるリアルな保険事情を元に、この個人ブログにて比較記事を作成しました。

海外ノマド保険とはなにか?

海外ノマド保険は海外ノマド・デジタルノマドを実践する人向けに特化した旅行保険プランです。主に旅行中の事故や怪我に対する医療保険、そして旅行中のロストバゲージや旅行中断、盗難補償などが補償範囲とされています。また、スポーツアクティビティ中の事故や、バイク運転中の事故に対応した保険プランも用意されています。

保険会社により、その補償額や補償範囲はそれぞれです。補償はほどほどでいいから保険料を安くしたい、アクティビティが多いので補償を手厚くしたいなど、現地での過ごし方によってそれぞれだと思います。

また、従来の日本の保険会社では長期滞在に対して保険料が高すぎる場合や、現地で保証期間を延長できなかったり、使い勝手が悪いケースもあります。そんな時に「海外ノマド保険」が役立ちます。

海外ノマド保険ベスト7社を徹底比較

海外ノマド保険ベスト7社を徹底比較していきます。月々の保険料から補償金額、補償内容、各社の特徴などを比較し、メリット・デメリットについても解説しています。

海外ノマド保険7社の比較表

海外ノマド保険会社7社の比較表を作成しました。以下に各社の特徴や保険料などについて解説していきます。

保険会社 セーフティウイング
(SafetyWing)
ヘイモンド
(Heymondo)
ゲンキ
(Genki)
インシュアード・ノマズ
(Insured Nomads)
ワールドノマド
(World Nomads)
東京海上日動 損保ジャパン
商品名 ノマドインシュアランス ロングステイ・プラン Genki Explorer ワールドエクスプローラー スタンダードプラン L3 K21
保険料(28日間) 56.28ドル(約8,400円) 44ドル 39.30ユーロ(月々) 110.6ドル 207ドル 42,530円(月々) 37,085円(月々)
最高限度額(医療補償) 250,000ドル 2,500,000ドル 限度額なし 最高2,000,000ドル 5,000,000ドル 無制限 2,000万円
免責金額 0ドル 250ドル 50ユーロ 0-500ドル 100ドル
死亡補償 25,000ドル 10,000ドル 最高25,000ドル 5,000万円 500万円
後遺障害 10,000ドル 5,000万円 500万円
緊急搬送(医療避難) 生涯最高100,000ドル あり あり あり あり
旅行中断 5,000ドル あり 10,000ドル 3500ドル
旅行遅延(予定外の宿泊) 100ドルx2日間まで 最高350ドル 最高500ドル あり あり
ロストバゲージ 3,000ドル/保険期間中
1個につき最高500ドル
1,200ドルまで 最大500ドル
1個につき50ドルまで
2,500ドル
200ドル/個
3万円 10万円
個人賠償責任 25,000ドル 60,000ドル 合算限度額25,000ドル 1,000,000ドル 1億円 5,000万円
COVID-19対応 あり あり あり あり あり
日本語対応 なし なし なし なし なし あり あり
備考 免責なしオプションあり 30歳で見積 30歳で見積 30歳で見積

セーフティウイング(SafetyWing)

2024年現在、デジタルノマドに最適な海外旅行保険の1つがセーフティウイング(SafetyWing)です。

セーフティウィングが提供するノマドインシュアランス(Nomad Insurance)という商品ですが、28日ごとの保険料は56.28ドル(約8,400円〜)と非常にリーズナブルでありながら、医療保険に加え、旅行遅延、受託手荷物紛失といった旅行中の補償もカバーしているのが特徴です。セーフティウイングは海外でも利用している人が多く、業界トップクラスの保険会社と言えます。

セーフティウイングの料金を見る

ノマドインシュアランスのプラン詳細は次のとおりです。

・28日ごとの保険料が56.28ドル(約8,400円〜)とリーズナブルである
・最高限度額(医療補償)が250,000ドルである ※65歳以上は100,000ドル
・旅行遅延、受託手荷物紛失、緊急対応、自然災害、個人賠償責任などにも対応している
・バイク事故の医療費補償がある
・COVID-19に対応している
・オプションとして「アドベンチャースポーツ補償」、「電子機器の盗難補償」に対応している
・がん治療、定期検診、既往症には対応していない

また、ノマドインシュアランス以外にノマド ヘルス(Nomad Health)といったプランも用意されています。ノマドインシュアランスよりも保険料は高くなりますが、居住国を含む世界中の医療ニーズをカバーする本格的な医療保険で、年間の最高補償額は1,500,000ドルです。さらに補償の充実したプレミアムプランでは歯科検診・治療や、目の検査、定期健康診断などもカバーされています。

セーフティウイングの保険料と補償内容

ノマド インシュアランス(Nomad Insurance)の保険料は45.08ドル/28日間

年齢、そしてアメリカ旅行を含むかで保険料が異なります。

米国を除く価格:
10-39歳:4週間あたり56.28ドル(約8,400円)
40-49歳:4週間あたり92.40ドル(約13,860円)
50-59歳:4週間あたり145.04ドル(約21,756円)
60-69歳:4週間あたり196.84ドル(約29,526円)

米国を含む価格:
10-39歳:4週間あたり104.44ドル(約15,666円)
40-49歳:4週間あたり171.92ドル(約25,788円)
50-59歳:4週間あたり282.80ドル(約42,420円)
60-69歳:4週間あたり386.12ドル(約57,918円)

また、オプションとして「アドベンチャースポーツ補償」「電子機器の盗難補償」が用意されています。

アドベンチャースポーツ補償を追加した場合:4週間あたりプラス10ドル(約1,500円)
電子機器の盗難補償を追加した場合:4週間あたりプラス10ドル(約1,500円)

セーフティウィングの料金を見る

メディカル補償

自国外で事故に遭ったり、病気になったりして医療援助が必要になった場合の補償。

・最高限度額:250,000ドル / 65歳以上は100,000ドル
免責金額:250ドル
・予期せぬ疾病または傷害に対する医療上必要な治療(入院または通院):最高限度額まで
・救急車および緊急輸送:対象となる病気やケガで入院した場合、最高限度額まで
・より設備の整った病院への緊急搬送(医療避難):生涯最高10万ドル、または既往症に関連する場合は最高25,000ドル
・緊急歯科治療:痛みが生じてから24時間以内に治療を受ければ、急性の痛みに対して最高1,000ドル
・その他の補償:最高限度額まで
・主な除外事項:リスクの高いスポーツ活動、既往症または怪我、がん治療

※免責金額とは、保険会社が保険金を支払う場合、自身で支払いする金額(自己負担金額)のことです。セーフティウイングの場合、免責金額は有効な保険期間全体(最長364日間)に対して250ドルです。一度250ドルの免責金額を支払えば、同じ有効な保険期間中に再度支払う必要はありません。例えば、1,000ドルの保険金を請求した場合、請求が承認されれば750ドルが戻ってきます。その後、同じ有効保険期間中に新たな請求を行う場合、すでに免責金額を支払っているので支払う必要はありません。

2024年現在、免責金額は不要となりました。

トラベル補償

旅行遅延、受託手荷物紛失、緊急対応、自然災害、個人賠償責任などを補償。

・本国での不測の事態により帰国が必要となった場合(旅行の中断):最高5,000ドル
・予定外の宿泊:1日100ドル、2日間まで
・受託手荷物の紛失:有効な保険期間につき最高3,000ドル、1個につき最高500ドル、生涯最高6,000ドルまで。
・自然災害による避難のための宿泊先変更:1日100ドル、5日間まで
・現地の政情不安による避難:生涯最高10,000ドルまで
・個人賠償責任:第三者による傷害または財物に対しては生涯最高25,000ドルまで、関連する第三者の財物に対しては最高2,500ドルまで
・死亡した場合のご遺体の手配(埋葬またはご遺体の本国送還):搬送の場合は最高20,000ドル、現地埋葬の場合は最高10,000ドル
・受取人への現金給付(事故死):最高25,000ドル。死亡は、外的かつ暴力的で目に見える手段による身体的傷害が唯一かつ直接の原因でなければならない。

セーフティウイングのメリットデメリット

メリット
・旅行開始後でも保険加入ができる
・書類は不要、オンラインで完結できる
・1つの保険で複数国に対応している
・保険料が非常に分かりやすい
・保険料が安い(4週間で56.28ドル〜)
・ほぼ全ての国で保険が利用できる
・医療だけでなく、旅行遅延、受託手荷物紛失なども補償される
デメリット
250ドルの免責金額あり
・リスクの高いスポーツ活動、既往症または怪我、がん治療には対応していない(ただしアドベンチャースポーツ補償がオプションとして用意)

海外ノマド保険に迷ったら「セーフティウイング」を最初にオススメします。デジタルノマドに適した保険内容であり、料金は他の保険会社と比べて非常にリーズナブルです。ホームページは非常に分かりやすく、加入手続きも簡単です。初めてのノマド保険にオススメです。

セーフティウイングの料金を見る

以下の記事では海外ノマドのリアルな保険事情・セーフティウイングについての解説をしています。

海外ノマドのリアルな保険事情を公開【セーフティウイングのレビュー】
海外長期滞在(海外ノマド)におけるリアルな保険事情、月々かかる費用について情報を公開。また、2023年現在コスパ最強である海外旅行保険「セーフティーウイング(SafetyWing)」についてレビュー・解説をしています。

ヘイモンド(Heymondo)

49歳以下のデジタルノマド民であれば検討したい保険会社

補償内容をもっと手厚くしたい旅行者には、ヘイモンド(Heymondo)も検討する必要があります。シングルトリップ、マルチトリップ、そして90日以上のロングステイ・プランが用意されており、長期滞在プランでは最高限度額2,500,000ドルの補償を受けられます。

ヘイモンドはCovid-19にも対応しており、365日、24時間体制の医療アシスタンスを受けることができます。もし検査で陽性となり、医師の処方により予定日に帰国できない場合、医療隔離による追加宿泊費が補償されます。

そしてヘイモンドが用意するスマホアプリでは年中無休の医療チャット、緊急電話などが可能となっています。いつでもアプリからチャット相談できるのは、海外滞在において大きなメリットです。

ヘイモンドのロングステイ・プラン詳細は次のとおりです。

・28日ごとの保険料が約44ドル(最低契約日数90日間、140ドル〜)
・最高限度額(医療補償)が2,500,000ドル
・手荷物の盗難、紛失には最高1,200ドル
・Covid-19をカバー
・旅行開始後でも加入ができる
・加入は49歳以下に限られる
※シングルトリップ・プランでは69歳まで加入可能。保険料は28日間で85.30ドル〜。

ロングステイ・プランの保険料と補償内容

長期滞在プランの保険料は28日あたり約44ドルです。ただし最低契約日数は3ヶ月(90日)であり、アメリカ滞在を含む場合は高額になります。また、加入は49歳以下に限られています。

アメリカを含まない:90日間で140ドル
アメリカを含む:90日間で257ドル

補償内容は以下の通りです。

海外での緊急医療・歯科費用:最高2,500,000ドル
医療搬送と旅行中断の補償:含まれる
手荷物の盗難、紛失:最高1,200ドル
旅行遅延(予定外の宿泊):最高350ドル
電子機器の補償:オプション
アドベンチャースポーツに対する補償:オプション
免責金額:250ドル
自然災害による補償(追加宿泊費および交通費):最高1,250ドル
個人賠償責任:最高60,000ドル
事故による死亡または後遺障害:最高10,000ドル

ヘイモンドのメリットデメリット

メリット
・ヘイモンドアプリでは年中無休の医療チャット、緊急電話などが可能
・最高限度額(医療補償)が2,500,000ドルと手厚い
・旅行開始後でも加入ができる
デメリット
・250ドルの免責金額あり
・加入は49歳以下に限られる(49歳以上の人は、30日以上の旅行に保険をかけることはできない)
・電子機器の補償、アドベンチャースポーツに対する補償はオプション

セーフティウィングに比べて、ヘイモンドのロングステイ・プランの方が補償内容が手厚いことが分かります。保険料も月々にすると大きく変わりません。ただしヘイモンド ロングステイ・プランでは最低契約日数が90日間であり、加入できる年齢が49歳以下と制限があります。

より気軽に加入できるのはセーフティウィングとなりますが、補償内容が手厚く、長期滞在がある程度決まっている場合はヘイモンドも要検討です。ヘイモンドにはスマホアプリが用意されており、チャットや緊急電話ができるのは非常に大きなメリットです。

ゲンキ(Genki)

ゲンキ(Genki)はアリアンツ・パートナーズとバルメニアという、120年以上の歴史を持つヨーロッパの有名な保険会社との提携によりトップクラスのリスク補償と迅速な医療サービスを期待できるノマド保険です。

デジタルノマドやリモートワーカーのような頻繁かつ長期的な旅行者に適した旅行保険プランの「Genki Explorer」、海外駐在員や長期旅行者向けの海外医療保険であり、特定の場所に長く滞在する傾向がある人に適した「Genki Resident」の2プランが用意されています。Genki Residentは月々105ユーロからとなりますが、特にプレミアムプラン(125ユーロ〜)では健康診断や予防接種にも対応しています。

ここでは基本的な医療をカバーするGenki Explorerについて紹介していきます。Genki Explorerの保険料は月々39.30ユーロ〜と、非常に安価であるのが特徴です。

Genki Explorerの詳細は次のとおりです。

・69歳まで加入が可能
・1ヶ月から最長2年まで加入が可能
・月払いプランを提供しており、いつでも解約が可能
・日本出国後でも保険に加入できる
・世界のほぼすべての国をカバー
・一時帰国もカバー、ただし180日あたり最大6週間まで。この補償は事故や生命にかかわる重大な緊急事態に限られる
・他の保険会社では「ハイリスク」とされているいくつかのスポーツ傷害をカバーしている
・欧州の高い消費者保護基準を遵守し、迅速で使いやすいクレーム処理で顧客サービスを提供する
・緊急時や入院のための年中無休24時間ホットラインが用意
・医療ニーズに合った最寄りの病院までの搬送費用を負担、回復に時間がかかる場合は母国に送還も可能
・緊急歯科治療、精神疾患の初期治療にも対応
・COVID-19に対応、ただし検査については対象外
・妊娠12週目までの検診、2回の超音波検査、合併症の治療、分娩介助・助産師を含む陣痛に対応。産後ケアは最高50,000ユーロ
・保険加入前6ヶ月以内の既往症はカバーされない

Genki Explorerの保険料と補償内容

Genkiでは年齢層、カバーする地域、そして免責金額の選択によって保険料が決まります。月々の保険料は以下の通りです。

0-29歳:39.30ユーロ(米国含む:86.70ユーロ)
30-39歳:54.60ユーロ (米国含む:108.30ユーロ)
40-49歳:60.00ユーロ (米国含む:130.20ユーロ)
50-59歳:78.00ユーロ (米国含む:169.20ユーロ)
60-69歳:116.70ユーロ(米国含む:253.50ユーロ)

上記の保険料ですが、1件につき50ユーロの免責金額が含まれています。アメリカを含むと保険料が跳ね上がるのは他のノマド保険でも同様のことですね。また、Genkiは免責金額0ユーロのオプションも用意しています。

Genkiのメリットデメリット

メリット
・月々39.30ユーロ〜と、非常に安価である
・免責金額0ユーロのオプションを用意
・ほとんどの医療事故には補償限度額が設定されていない
・サーフィン、スキー、スノーボード、カヤック、サイクリング、ハイキングなどいくつかのスポーツ傷害に対応
デメリット
・個人賠償責任やロストバゲージなど旅行系の補償が付帯しない
・ダイビング、バイク&カーレース、パラシュート、バンジー&ベースジャンプ、フリークライミングなどは対象外

Genki Explorerですが、保険料は非常に安価であり、ほとんどの医療事故には補償限度額が設定されていません。また、精神疾患の初期治療や妊娠に関するカバーもあるのが他社にはない特徴です。

ただし、個人賠償責任やロストバゲージなど旅行系の補償が付帯しないことがデメリットとなります。旅行補償が必要な場合、セーフティウィングやヘイモンドなど他のノマド保険が要検討となります。

インシュアード・ノマズ(Insured Nomads)

多彩なプランを提供するノマド保険がインシュアード・ノマズ(Insured Nomads)です。自分に合った保険プランは行き先や経済状況、求める補償内容によって変わってきますが、インシュアード・ノマズでは4つのプランが用意され、そして補償内容がカスタマイズ可能となっています。

それぞれのプラン概要と補償内容は以下の通りです。

ワールドエクスプローラー(World Explorer)

ワールドエクスプローラープランは、最低7日間、最長1年間(364日間)の旅行をする人向けのプランです。最長6ヶ月まで延長可能。最高200万ドルの医療給付金を提供します。

・医療保険と傷害保険:保険金額の選択により、最高2,000,000ドルまで補償。外来および遠隔医療給付を含む。
・緊急時に母国に戻るための本国送還費用
・海外滞在中の不慮の事故に伴う予期せぬ費用
・他人に危害を及ぼし、法的責任を問われた場合の個人賠償責任補償

ワールドエクスプローラー・マルチ(World Explorer Multi)

ワールドエクスプローラー・マルチプランはユニークなプランで、1年間に複数回の旅行、帰国をするデジタルノマド向けのプランです。最高100万ドルの補償を選ぶことができます。

・海外滞在中に緊急事態が発生した場合の医療費
・本国への帰国費用
・海外滞在中に発症した症状に対する外来治療費
・遠隔医療

ワールドエクスプローラー・ガーディアン(World Explorer Guardian)

ワールドエクスプローラー・ガーディアンプランでは、健康保険と医療旅行保険の補償額を選ぶことができます。医療給付総額は50,000ドル、250,000ドル、500,000ドルから選択可能。いずれのプランにも、旅行のキャンセルと中断の補償が含まれています。25万ドルと50万ドルの補償オプションには既往症免責が含まれます。

ワールドエクスプローラー・ホットスポット(World Explorer Hotspot)

ワールドエクスプローラー・ホットスポットは、アフガニスタンやイラクのようなリスクの高い国への渡航を検討しているデジタルノマド向けのプランです。このプランでは旅行関連の医療費、人身事故、不当拘束費用、自然災害費用などをカバーします。さらに、捜索・救助活動もカバーし、身代金を要求された場合の誘拐勾留の一部もカバーされます。

インシュアード・ノマズの保険料

インシュアード・ノマズでは豊富なプラン、補償金額を選択することができるため、金額はその選択によって大きく変わります。一例として30歳-39歳の向けの1ヶ月のワールドエクスプローラー・プランは100ドル以上します。他のノマド保険と比較すると少し割高ではあります。

旅行期間、年齢、アドベンチャースポーツ保険を追加するなどで保険料は異なり、他の保険会社と比べて最安というわけではないですが、カスタマイズ可能な豊富なプランから選択できるということで、検討したい一社です。

以下の記事では、インシュアードノマズの詳しい情報について解説しています。

【海外ノマド保険】インシュアードノマズ解説 Insured Nomads
インシュアードノマズ(Insured Nomads)の保険プラン、保険料、補償内容などについて日本語で詳しく解説しています。

インシュアード・ノマズのメリットデメリット

メリット
・保険プランの選択肢が非常に豊富
・オンライン契約手続きが非常に簡単
・免責金額が低いこと
デメリット
・ワールドエクスプローラー・マルチプランでは、74歳以上の方はカバーされない
・手荷物や器材の紛失・盗難の補償に関する規定が厳しい

ワールドノマド(World Nomads)

旅行者が旅行者のために作ったデジタルノマド保険がワールドノマド(World Nomads)です。海外ノマド民が遭遇するであろう様々な緊急事態やシチュエーションをカバーするプランを提供している有名なノマド保険会社で、基本的な補償を提供するリーズナブルなスタンダードプランと、より多くを補償するエクスプローラープランが用意されています。

ここでは基本的なスタンダードプランについて紹介していきます。

スタンダードプランの詳細は次のとおりです。

・旅行者が旅行者のために作ったデジタルノマド保険
・旅行中でも保険に加入できる
・最高5,000,000ドルの緊急医療補償
・多言語アシスタンスチームによるによる年中無休の緊急アシスタンス
・多くのアドベンチャーアクティビティーをカバー
・ロストバゲージ、旅行遅延、個人賠償責任にも対応

スタンダードプランの保険料と補償内容

一例として、28日間の保険料が30歳では207ドルとなります(エクスプローラー・プランは237ドル)。他のノマド保険と比べると保険料自体は割高であることが分かります。ただし、契約期間を長くすると保険料は下がります。

・緊急医療費用の限度額:5,000,000ドル
・医療搬送および本国送還:最高500,000ドル
・緊急歯科治療:最高300ドル
・現地葬儀費用または本国送還:最高15,000ドル
・旅行前キャンセル:5,000ドル
・旅行の中断:3,500ドル
・手荷物の盗難、破損など:2,500ドル/1個あたり200ドル
・個人賠償責任:最高1,000,000ドル

ワールドノマドでは医療補償、そして手荷物の盗難、破損などに対応しており、また旅行前キャンセル/旅行の中断といったものまで補償されるのはデジタルノマド民にとって大きなメリットです。

旅行前キャンセル/旅行の中断補償ですが、これは本人、同行者の突然の死亡、病気、不慮のケガなど8件までの被保険事由を補償するもので、交通費、宿泊費、ツアーや体験、授業料、旅行代理店のキャンセル料/旅行費用が補償されるものです。

その他、カウンセリングサービス費用、旅行の再開費用、自然災害、紛失または盗難にあったパスポートを再発行する費用についてのカバーなど、多くの旅行に関する補償が含まれています。ワールドノマドは、デジタルノマドのための最も包括的な旅行保険プランを提供する会社と言えます。

ワールドノマドのメリット・デメリット

メリット
・旅行開始後でも保険に加入できる
・ウェブサイト上のオンラインフォームから簡単に見積もりを取ることができる
・多くのスポーツやアクティビティをカバー
・幅広い補償がプランに含まれている
デメリット
・他社と比べ料金が割高であること

日本の保険会社(2社)

日本の保険会社が提供する海外長期滞在用の保険プランを比較

ここまで紹介したのは海外の保険会社でしたが、日本の保険会社が提供する長期滞在用のプランも比較していきます。まず日本の保険会社ですが、日本出国後は保険加入できないというのが最大のデメリットです。また、保険の延長ができない場合があります。もしくは延長が可能な場合でも延長できる回数、期間に制限がある場合が多く、確実に滞在期間が決まっている場合でないと利用しづらいということになります。

メリットとしては、日本の会社なので申し込み、やり取りが安心できることが挙げられます。そして保険プランが多く、補償内容や特約をカスタマイズできる保険会社が多いです。ただし保険料についてはかなり割高であり、上記で紹介した海外ノマド保険の方が経済的であります。

メリット
・プランが多く、補償内容や特約をカスタマイズできる保険会社が多い
・日本の会社なので申し込み、やり取りが安心できること
デメリット
・日本出国後は保険加入できない
・あくまで観光、留学、駐在などの目的であり、海外居住を目的に保険加入はできない
・ネット申込できる会社は少なく、郵送申し込みが多い
・保険料が割高であること
・保険の延長はできない。可能な場合でも延長できる回数、期間に制限がある場合が多い

保険料を見積り

年齢:30歳
契約期間:1年
渡航先:中南米
保険会社 東京海上日動 損保ジャパン
商品名 L3 K21
保険料(月々) 42,530円 37,085円
傷害死亡 5,000万円 500万円
傷害後遺障害 5,000万円 500万円
治療・救援費用 無制限 2,000万円
疾病死亡 1,000万円 500万円
賠償責任 1億円 5,000万円
携行品損害 30万円 30万円
航空機寄託手荷物 3万円 10万円
航空機遅延 付帯あり 2万円

一例として上記の条件で保険料を算出すると、東京海上日動で月々42,530円、損保ジャパンでは37,085円といった結果です。

旅行開始後に保険加入できないこと、保険料が高額であることから海外ノマドとして利用するのはあまりオススメできません。もし今回が初めての海外滞在で、英語での申し込みに不安がある場合であれば最初の数ヶ月だけ加入して、その後海外ノマドに乗り換えするという方法であればいいかもしれません。

まとめ

海外ノマド保険7社を比較しました。保険の選び方ですが、医療補償だけでなく旅行に関する補償もしっかりカバーされるプランが安心だと思います。特にセーフティウイングは保険料も安価でありながら最低限の補償内容はカバーしており、加入しやすいかと思います。また、補償内容を充実にしたい場合、インシュアードノマズなども検討対象になります。

ここで紹介した比較・保険内容はプランの一部です。また、保険プランには細かい条件などがあります。詳細については各サイトにて確認するようにしてください。

海外での事故や病気は、自己負担では高額な請求となる可能性が高いです。海外保険に加入しないことは非常に大きなリスクとなるため、必ず加入するようにお勧めします。また、旅行中のトラブルが起きると、せっかくの滞在プランが台無しになってしまうことも。ロストバゲージや個人賠償責任などの補償がカバーされる保険プランを強くお勧めします。

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