【2022】メキシコの平均年収・月収と平均支出は?【統計データ】

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メキシコ
・各機関が調査した統計データ2022年最新版
・実際にメキシコ滞在した経験からリアルに近い数値を解説

この記事ではメキシコの平均年収・月収情報を統計データをもとに解説しています。また、平均支出額や日本との比較、所得格差、最低賃金などについても調べてみました。

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メキシコの平均年収・月収

ここではメキシコの平均収入(年収・月収)について、2つの統計データを紹介します。なお、統計データは調査方法の違いなどから、調査機関によって数値に差があります。私は実際にメキシコに滞在しており、体感的にどの統計データがリアルに近い数字なのか解説していきます。

統計データは2022年最新版ということで、2021年に調査されたものを紹介しています。一部調査は2年に一回実施のため、2020年データも含まれます。

調査データはドル、メキシコペソで計算されているものがあります。その際、1ドル=145円、1ペソ=7円で計算しています。

2021年・OECD(経済協力開発機構)

OECD(経済協力開発機構)によると2021年のメキシコ平均年収は16,429ドルです。日本円に換算すると約238万円です。月収にすると約19.8万円となります。

メキシコはOECD加盟国35カ国中最下位で、賃金が安いことがわかります。

同じくOECDの調査では日本の平均年収は39,711ドルで、日本円に換算すると約576万円です。月収にすると約48万円となります。

2021年・平均年収
メキシコ:16,429ドル(約238万円)
日本:39,711ドル(約576万円)
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2021年・国税庁 民間給与実態調査

また、国税庁が調査する民間給与実態調査によると2021年・日本の平均年収は443万円です。月収にすると約37万円です。

標本調査結果|国税庁

メキシコ国立統計地理情報院(INEGI)・2020年全国家計調査(ENIGH 2020)

続いて、メキシコ国立統計地理情報院(INEGI)が実施する全国家計調査(ENIGH 2020)のデータを見ていきます。

私は実際にメキシコに滞在していますが、この統計データがリアルに近い数値かと思います。

全国家計調査(ENIGH)は、2年に1回実施される家計調査で、個人ではなく世帯平均所得であることが特徴です。

・個人ではなく世帯平均所得であること
・1世帯当たりの平均構成員数は3.5人
・1世帯当たりの就業者数は1.7人
・貧しい世帯ほど構成員が多い傾向がある
所得階層:世帯数を均等に所得の低い順から高い順(1→10)へ10分割したもの
第1階層:下位10%
第5階層:中間層
第10階層:上位10%
所得階層別に平均収入が算出されているため、参考になるかと思います。
ここでは全体平均と併せて、下位10%の第1階層、中間層の第5階層、そして上位10%の第10階層のデータを紹介しています。
平均月収
全体平均:16,770ペソ(約11,7万円)
第1階層:3,313ペソ(2.3万円)
第5階層:11,122ペソ(7.9万円)
第10階層:54,427ペソ(38.1万円)
年収にすると
全体平均:約140万円
第1階層:約27.6万円
第5階層:約94.8万円
第10階層:約457.2万円

平均年収は全体平均で約140万円、所得の多い第10階層で約457.2万円です。

・所得上位10%(第10階層)の世帯所得を合計すると全世帯所得の32.5%を占める
・下位10%(第1階層)の世帯所得を合計しても全世帯所得の2.0%のみ

ということで、所得格差がかなり大きいことが分かります。

2020年の世帯実質所得は2018年比5.8%減少、家計支出に新型コロナが大きく影響(メキシコ) | 地域・分析レポート - 海外ビジネス情報
メキシコの2020年の家計調査によると、世帯平均所得は前回2018年調査より5.8%減少した。支出構成をみると、食費の割合が増加する一方で外食や娯楽が縮小するなど、新型コロナ禍の影響が色濃く出た。所得格差は縮小傾向にあるが、背景には在外移民の郷里送金の増加があり、政府の福祉政策拡充の効果とは言えない。

メキシコの平均支出

メキシコの平均支出額を同じく、2020年全国家計調査(ENIGH 2020)データから見ていきます。

全体平均:月間9,979ペソ(約7万円)→年間:約84万円
第1階層:月間3,973ペソ(約2.8万円)→年間:約33.6万円
第5階層:月間7,785ペソ(約5.4万円)→年間:約64.8万円
第10階層:月間24,537ペソ(約17.2万円)→年間:約206.4万円

月間支出は全体平均で約7万円、そして所得の多い第10階層でも約17.2万円となっています。上記は現金支出額なので目安となりますが、日本と比べると相当安いかと思います。

私が実際にメキシコに滞在した経験からですが、体感的にはここで紹介した2020年全国家計調査(ENIGH)が一番リアルに近い数字に感じます。例えばIT関連などで働いている人は、日本の平均収入と同程度の収入を得ている人もいて、また以下で記載している最低賃金のように月間数万円程度の収入の人もいるなど、所得格差を大きく感じます。

支出に関して言えば、メキシコでは野菜や肉類などはかなり安価に購入ができ、現地の一般的な生活をすれば確かに月間数万円で済む、といった感覚です。

メキシコの最低賃金

最後にメキシコの最低賃金を見ていきます。国家最低賃金委員会(CONASAMI)が公示したデータによると2022年・メキシコの最低賃金は以下の通りです。

最低賃金:日給172.87ペソ(約1,210円)
北部国境地帯:日給260.34ペソ(約1,822円)

これは時給ではなく、一日当たりの最低賃金です。

例えば月間22日働いたとして、月給は約26,620円となります。
世帯で考えると2人で共働きをしたとして、月額約5.3万円程度の収入ということですね。

2022年の最低賃金は前年比22%上昇、経済界も合意(メキシコ) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース

まとめ

メキシコの平均月収は
全体平均:16,770ペソ(約11,7万円)
第1階層:3,313ペソ(2.3万円)
第5階層:11,122ペソ(7.9万円)
第10階層:54,427ペソ(38.1万円)
メキシコの平均月間支出は
全体平均:9,979ペソ(約7万円)
第1階層:3,973ペソ(2.8万円)
第5階層:7,785ペソ(5.4万円)
第10階層:24,537ペソ(17.2万円)

メキシコの平均収入、支出は日本と比べるとかなり安く、また所得格差が大きいことが分かります。

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毎月いくらあればメキシコで生活できる?

上記の統計データで見ると、メキシコでは月間約5.4万円あれば現地で標準的以上の生活ができ、月間約17.2万円あれば裕福な生活ができるということになります。

日本人の場合は例えばセキュリティの備わった家に住むとか、日本食材を購入するなどで支出が増える場合もあります。それでも日本での支出に比べるとかなり安く済むかと思います。

メキシコはビザなしで最大180日間滞在ができます。生活費も安く済むので、長期滞在のハードルがかなり低い国です。

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