【2022】メキシコ入国 180日ルール最新情報【ビザなし滞在】

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メキシコ

日本とメキシコには査証免除取極があり、日本国籍の人が観光目的でメキシコに訪れる場合、最長180日までビザなしで滞在が可能です。

ただし最近では、実際に入国してみたら180日間の滞在許可が下りなかった、180日ルールが変更された、という国内外の一部情報も見られます。

実際のところ180日間の滞在許可は下りるのか、実際にメキシコに入国してみた結果をブログにしています。

また、180日間の滞在許可を得られやすくする方法はあるのか、入国前に必要な準備についても解説しています。これからメキシコへ長期旅行を計画している方は参考にしてみてください。

実際に入国してみた

2022年8月下旬、実際にメキシコへ観光目的で入国してみました。結果としては180日間フルで滞在許可を貰うことができました。ということで現在、メキシコに滞在しています。

絶対に180日間の滞在許可が下りる訳ではない

日本とメキシコの査証免除取極

まず、日本とメキシコには査証免除取極があるので、観光、商用等(報酬を受ける活動を除く)目的であればビザ不要で、最長180日までの滞在許可が下ります。

しかし入国審査において、滞在中の予定や滞在先住所が明白でない場合など、何らかの理由によって180日より少ない滞在日数を許可される場合があります。この後説明しますが、滞在理由や滞在場所が分かるような書類を用意した方がいいということです。

ちなみに、アメリカ経由で入国する場合は注意が必要です。
アメリカを経由してメキシコに入国する場合、ESTA(エスタ)の申請が必要となり、メキシコでの最大滞在日数は90日間となります。これはアメリカに滞在せず、ただ乗り換えのためだけにアメリカを経由する場合でも同じです。

日本からはANAがメキシコ直行便を運行しています。180日間滞在したい場合はANAの直行便利用がいいですね。

最近、なぜ180日ルールが変更されたという情報があるのか

2021年頃から、メキシコで希望の日数通り滞在許可が下りなかった(180日間の滞在許可が下りなかった)という情報が見られます。
これは日本だけでなく、海外でも同様に起きているようです。

理由については明確にされていませんが、旅行者の中には、オーバーステイしたことに対して罰金を支払う人を増やすためではないか、といった意見もありました。(許可された日数を超えてメキシコに滞在すると罰金が課せられるのですが、この罰金による収入を増やしたい?)

ただし、現状としてこの”180日ルール”は変更されていません。いずれかの海外とメキシコとの取極が変更されたかは不明ですが、少なくとも日本とメキシコ間においては上で説明したようにビザ不要で最長180日まで滞在可能な査証免除取極があり、この取極は2022年現在においても変更ありません。

とはいえ、そもそもの話として”180日ルール”というのはあくまで”最長180日”というわけで、絶対に180日間の滞在許可が下りるわけではありません。

外務省によると以下の通りです。

査証免除での滞在は最長180日まで可能ですが、滞在中の予定、滞在先住所が明白でない場合や、滞在目的、滞在予定日数によっては入国審査の際にそれより少ない滞在日数を許可される(与えられる)場合があります。
入国審査の際に復路のEチケット、滞在先住所、滞在日程表、招聘レター(家族、友人、勤務先から)などを提示できるようにしてください。

外務省 海外安全ホームページ
海外に渡航・滞在される方々が自分自身で安全を確保していただくための参考情報を公開しております。

希望の日数通り滞在許可を得るためには、滞在の目的、滞在先住所などを明確にして、入国審査時に提示することが重要です。

内部の何かしらのルールにて180日の滞在許可が下りにくくなった可能性も考えられ、不安な所もあるかと思いますが、外務省が説明するように必要な書類を提示することが重要です。

メキシコ入国のために準備したこと

・インビテーション/招聘状(可能であれば)
・旅行の日程表
・滞在場所の提示
・復路の航空券を提示
・出入国カード(FMM)の事前作成
いつまで滞在が必要か主張する

必要なことは「180日間、もしくは希望の日数を要する旅行であること」を提示するということです。例えば復路チケットが30日後だったり、旅行日程が30日間だけであれば30日の滞在許可しか下りない可能性もあるかと思います。

まず、航空券は往復で用意します。私は日数ギリギリ178日間のチケットを用意しました。これで、178日後にはちゃんと帰国することを提示します。

私の場合は現地に知人がいて、知人の家に滞在予定だったためインビテーションを作成してもらいました。そうでない場合は、旅行の日程表を作るといいかと思います。滞在先ホテルやメキシコ内で移動する航空券、アクティビティの予約など証明できる書類を提示できるといいですね。
全て紙にプリントして入国審査時に提示できるようにしておきます。

また、出入国カード(FMM)はオンラインで事前作成したほうがスムーズです。飛行機内で配られるのでその場で記入もできますが、事前作成したほうが何を記入すればいいか調べながらできるのでいいかと思います。

Instituto Nacional de Migración - Forma Migratoria Múltiple
入国審査時、出入国カード(FMM)の日数を確認すること

入国審査時、出入国カード(FMM)に許可された滞在日数が手書きで記されます。手書きなので数字が読み難い場合があります。数字が不明瞭であればその場で確認しましょう。入国審査時に許可された日数を後から変更することは難しいようです。

最新情報は外務省やメキシコ大使館に確認すること

2021年ごろからメキシコでの180日の滞在許可が下りにくいといった情報が見られる状況ですが、内部的なルールは旅行者側には分かりません。実際に何かしらのルールができている可能性もありますし、旅行者の中には上記で説明したように滞在目的が不明確だったり、必要以上の日数が許可されていないだけの場合もあるかと思います。

できることとしては、外務省やメキシコ大使館の最新情報を確認し、そのルール通り準備することです。

ちなみに、私が入国審査を受けた時の話ですが、多少の混乱はありました。入国審査官にメキシコ出国日を伝えたところ、最初「ビザなしでそんなに長くは居られないよ」と言われてしまいました。実際は178日間だったのですが、審査官は日数を計算せず、180日をオーバーしていると思ってしまったようです。その後180日以内であることを再度伝えると日数を計算し始め、それから別の審査官もやってきました。

私は知人のインビテーションがあったのでそれを提示しました。審査官はインビテーションに記載してある知人の携帯番号に電話すると言い、その場で実際に電話をかけました。知人から審査官に、確かに私を招待していることを説明してもらい、無事希望の日数を許可されました。178日間の滞在予定でしたが、最終的には審査官に笑顔で180日あげるよ、と言われました。

この時、インビテーションや旅行の日程表などがなければ180日間の滞在許可が下りたかどうかは分かりません。いずれにしてもしっかり準備しておいてよかったです。

外務省ホームページ

外務省 海外安全ホームページ
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